看護師が持つべき患者が急変したときの心構え

看護師は患者の急変について常に考え、すぐに対応できるようにしておく必要があります。
しかし、これまでの看護師歴が長くても、臨床経験の中でほとんど急変に当たったことがないという人もいます。また、自分の配属科は急変ケースがないというケースも多いでしょう。さらに新人看護師であれば、当然急変に当たった経験がないという人は多いです。そのような急変の対応経験のない看護師が多い中で実際に急変が起こったら、どのように対処することができるでしょうか。

また、病院では看護師数がいつもぎりぎりで通常の勤務を回していくだけで精いっぱいというところも少なくありません。それだけ看護師の離職や人材の確保というのが問題になってきています。
その中で急変が起こったらどうなるでしょう。
急変時には、多くの看護師の手が必要です。そのため、最低限の看護師数で急変に対応することは簡単ではありません。

急変が起こったら、まず主治医に連絡します。
しかし、医師も外来勤務中だったり手術室や大きな検査に入っていたりすることもあり、すぐに対応できないこともあります。当然代わりの医師がすぐに駆け付けますが、その連絡に少し手間取ることもあるでしょう。
そのため、急変時の連絡がスムーズにいくよう、医師と連絡方法を決めておくことも重要です。

急変は想像できるものの、実際は突発的に起こることなので焦りや不安も多いです。そのため、実際に急変が起こったときの対応は簡単ではないことをしっかりと認識しておくべきでしょう。

※そもそも急変とは?改めて理解しておきたい人は『迷える新人看護師へ<緊急対応マニュアル>』へ